2018年2月13日火曜日

万次郎かぼちゃの栽培方法 ④

収穫までの流れ

私は毎年5月の連休に定植します。なのでそれまでに土作りを済ませています。

作付け1週前にライ麦畑を草刈り機で刈り上げ、植え付けをする場所を決めて、適当にライ麦を抜きます。以外と簡単に抜けます。
抜いたところに元肥は入れずに、そのまま定植します。マルチなども張りません。ただ、この畑には恐怖のウリハムシがいるので必ずあんどん囲いをします。四本の支柱を立てて、底を抜いた肥料袋を被せるだけですが、効果は絶大です。ウリハムシは金銀テープなどのキラキラするものでも忌避効果があるようで、支柱にくくりつけてたなびかせてもいいかもしれません。あんどん周りの敷き藁には、しっかりと水をかけます。

あんどんの上から葉がでてきたら、風の強い日を避けてあんどんを外して株元に敷き藁を敷きます。受粉用かぼちゃも同様にします。

ちなみにこの受粉用のかぼちゃはポアロという片山種苗オリジナルのF1品種だそうで、比較的早くから咲き始め、遅くまで咲き続けるという花期が長いことが特徴です。花粉の量もすこぶる多く、雄花が咲くと虻や蜂が集ってきます。バターナッツかぼちゃの頭を長くしたような実がつき、普通に食べれます。味は普通に日本かぼちゃです。バターナッツかぼちゃよりは食べやすいです。ただ実をつけると樹勢が落ちやすいので私は雌花をとります。

通常のかぼちゃ栽培であればここから整枝作業が大変なのですが、万次郎かぼちゃですることといえば誘引ぐらいです。私は螺旋を描くようにかぼちゃの蔓をまとめていきます。蔓が敷き藁に絡みついていますが気にせず巻いていきます。そうしないと真っ直ぐ他人の畑を侵略しようとするからです。

ライ麦の2番刈りは、誘引してから行います。3番刈りはしません。ある程度風避けにもなりますが、夏の暑さで勝手に枯れてくれます。

あとは受粉作業ぐらいですが、基本的に虫任せです。人工受粉の手順は、朝の七時ぐらいまでに、雄花を摘んで花びらをとり、雌花の柱頭に触れるか触れないかぐらいにつけます。雄花一本で5、6本は受粉できます。
受粉用の株が弱ったり、枯れてしまった場合は近くの農家で雄花をもらってきてもいいと思いますが、今のところ経験がありません。

(注)万次郎かぼちゃは天候不順や受粉株と花期があわず、受粉不良が続いてしまうと実の肥大化やつるぼけが起こるようです。

ある程度大きくなったら収穫をしていきます。目安については以前の記事をご確認下さい。


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