2018年2月12日月曜日

万次郎かぼちゃの栽培方法 ③

畑作り・土作り ②

畑作りはなにはなくとも物理性の向上です。どれだけ緑肥を蒔いて耕盤破砕を目論んでも、水がたまって抜けないようであれば作物は育ちません。

畑作り最初の冬はひたすらに溝を切っていました。明きょ排水というものですが、ユンボで作業できたらどれほどよいか。。。シャベルを使って時にはつるはしに持ち替えて、2m掘ったら休憩して、また2m掘ったら休憩して、終わらないと思われた作業も一段落する頃には畑に愛着がわきました。

物理性がよくなったら、自然と土もよくなっていきます。嫌気の細菌は鉄を還元したり、糖分を餌に硝酸態窒素を空気中に窒素として放出してくれるのですが(脱窒)、硫黄を溜め込んで植物に有害な硫化水素を発生させます。

次に緑肥を蒔きました。2月の初旬から播種しても育つ、ライ麦を選びました。通路も関係なく5kgほどばらまきました。
肥料を入れていなかったせいか、深く耕していなかったせいか、麦踏みをしていなかったせいか原因ははっきりとしませんが、分けつも進まず針のような麦が出来ました。ただ、一年間は土作りに専念しようと考えていましたので草刈り機で刈り上げて、梅雨入り前に、鶏糞ペレットを畑全体にばらまいて、ソルゴーを蒔きました。

ソルゴーも期待していたような背丈ではありませんでしたが、穂をつける前に刈り上げました。敷き藁の効果か雨上がりにほ場に入っても靴底にベッタリとついていた泥がつきません。土も弾力?があって作業性は驚くほど向上しました。

11月の中旬になってライ麦を条蒔きしました。敷き藁は大分分解されていたので、雑草を草刈り機で刈る前に条蒔きして刈った雑草を被せただけです。
12月に入って麦踏みを行い、合わせてようりんと粉状ケイカルを石灰の要領で散布しました。

1月、2月と麦踏みして5月まで放置。立派なライ麦畑になりました。ライ麦はばら蒔きすると麦踏みしづらいですし、何より景観が悪すぎます。

万次郎かぼちゃは某巨大掲示板で見て知っていましたので、物は試しと軽い気持ちで購入しました。高い苗だからと下調べはかなりしていました。

つづく





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