西洋かぼちゃについて
Cucurbita maxima
ククルビタ マキシマ
栗かぼちゃやなた割りかぼちゃとも呼ばれる
一般のスーパーに売られているかぼちゃはほぼ西洋かぼちゃである
主な品種としては
黒皮のえびす、栗ゆたか、みやこ
白皮の雪化粧、伯爵、夢見
青皮の東京南瓜、芳香青皮栗かぼちゃ
赤皮の打木赤皮甘栗かぼちゃ、赤ずきん
小型の坊っちゃん
長かぼちゃのスクナ、ごっちゃん、甘龍など
西洋かぼちゃは原産が南米、アンデスの高地のため、冷涼で乾燥を好むとされる。生育適温は17℃~20℃(23℃を越すと生育不良と食味の劣化がみられる)。そのため、関東以南の暖地では、3月に播種し、トンネル栽培をして夏前に収穫となる。沖縄では秋(11月)に播種してトンネル栽培で春に収穫する。
早生品種ならば、関東以南では抑制栽培も可能である。7月下旬に播種し、11月上旬には収穫できる。
北海道等の産地では親蔓一本仕立てが基本。株間を30cmと短くして、わき芽は全て掻き、低節位にある雌花は不良になりやすいので掻く。
10節以降の雌花は着果させる。平均二個の収穫。後の方にできたかぼちゃは末成り(うらなり)といわれ小型で味も薄く、粉質も減るとのことで最近は一株一果が増えている。抑制栽培もこれに準ずる。
植え付け時に雌花のつきを良くするために短日処理をする人も多い。日中八時間程度日にあて、テラコッタの鉢などでキャップをする。本葉が一枚でもでていたら効果はあるようだ。
収穫の目安は、日本かぼちゃと同様に果梗で判断する。西洋かぼちゃは果実の充実に伴って果梗も成長する(太くなる)。一般にコルク化と言われるが、果梗に縦の線が入ってくる。この縦の線から直角に横方向に亀裂が入れば収穫期である。
キュアリングの期間は7日~10日程度。果梗が完全に乾いたら出荷できる。期間が短ければ青っぽくウリくさい。長くすれば甘みは増すが果肉が水っぽく粉質の食感が失われてしまう。
果肉には水分が少なく、栗のような粉質の食感で強い甘みを感じられる。香りも良く煮込み料理など煮崩れもしないので好まれる。グラタンやケーキは食感を感じられるよう粗めに切る。デンプンが多く生食には向かない。
私は2017年に一度万次郎カボチャを栽培しましたが、当時は農業を始めた一年目で、土も悪かったためか、万次郎カボチャの味も水っぽく薄く不味い味であったため、以来しばらくやっていませんでした。今年もう一度本気で挑戦したいのですが、また見学などさせて頂けたなら幸いです。
返信削除内山勇人
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