2018年2月11日日曜日

万次郎かぼちゃの特徴 ②

食味や栄養価について

万次郎かぼちゃの収穫は、西洋かぼちゃのようにヘタがコルク状になり、縦筋の中に横方向に切れ目が入ると収穫といった目安がないため判断が難しいといわれますが、何回か作をすると慣れてきます。

一番簡単なのは太陽に当たらない部分(グランドマーク)を見て黄色くなっていれば収穫時期です。オレンジ色は熟しすぎ。

果実の模様からも判断することができます。万次郎かぼちゃは斑模様があるのですが、若い時は緑色で、熟してくると黄色くなります。

ヘタの部分では木質化で判断ができます。かぼちゃと茎の付け根部分、これを「座」といいますが、若い時は緑色で瑞々しく、熟してくると乾燥して木のようになります。

適切な収穫時期に収穫をするというのはかぼちゃ作りでは基本です。これを怠ると早期に腐ったり、味が変質したりと貯蔵性が悪くなります。あと霜にあたるとテキメン腐りやすくなります。
収穫後はキュアリングをします。風通しのよい場所で果梗の切り口が完全に乾くまで置きます。

食味についてですが、私はネット上で散見する水っぽくて味がないという個体には出会ったことがありません。
レンジで加熱したらねっとりと濃厚で明確にかぼちゃという香りがします。また、甘味もしっかりと感じられます。

ロースト、天ぷらなどは甘味を感じられて美味しいと思います。また果肉が柔らかく裏漉しもしやすいためスープやお菓子作りには持ってこいです。

栄養価については、頂いたこちらの資料が参考になるかと思います。

西洋かぼちゃのベータカロテン量は4000ug(日本かぼちゃは810ug)ですので確かに3倍以上ですね。

西洋かぼちゃ 100g
日本かぼちゃ 100g

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