2018年2月8日木曜日

万次郎かぼちゃとは ⑥

万次郎かぼちゃについて

万次郎かぼちゃ。品種登録されている名前は「万次郎」です。

品種登録データベースweblio辞書

名前の由来は、高知県出身の偉人ジョン万次郎からです。
種間雑種の品種に多いのですが(平和親善かぼちゃなど)、西洋かぼちゃと日本かぼちゃの交配なので、幕末日本とアメリカの橋渡しをしたジョン万次郎の名を貰ったようです。

さて、開発した当時は、寒蘭で有名だったこともあってその関係者に配られたようです。(株)片山育種場の片山邦冨氏は、その後すぐ脳梗塞で入院され、万次郎かぼちゃの育成は息子の片山邦男氏(片山種苗)が受け継ぎました。(某巨大掲示板情報)

高知県では少しずつ認知されるようになってきていたようですが、全国的に有名になったのは、元有機の学校土佐自然塾塾長の山下一穂氏が、生前農業新聞に連載をしていた時、万次郎かぼちゃを取り上げたことからだそうです。
また、それらの記事をまとめた書籍、無農薬野菜の新鉄則という本で万次郎かぼちゃを知ったという方も多いようです。

その後は、熊本県の農業生産法人アグリてんし
らが中心となって、県知事に掛け合い、県の特産物として耕作放棄地対策の助成金を勝ち取って県をあげて万次郎かぼちゃの生産をしているようです。
参考:現代農業 2011年2月号 232頁
万次郎かぼちゃキャンディ
うまい棒、メイトーのプリン、どら焼きなどくまモンとタッグを組んで売り出しています。

つづく

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