2018年2月27日火曜日

かぼちゃの基礎知識 ③ ペポかぼちゃ編

ペポかぼちゃについて

Cucurbita pepo
ククルビタ ペポ(もしくはペポー)
おばけかぼちゃやおもちゃかぼちゃとも呼ばれ、食用と装飾用に使われる。

主な品種は
食用
若取りをするズッキーニ
種だけを食べるストライプペポ
サカタのタネ プッチィーニ
パンプキンパイ用のシュガーパイパンプキン
茹でると果肉が素麺のようになるそうめんかぼちゃ

装飾・飼料用
リトルジャック
ジャックオーランタン
世界一でかいカバズなど

原産はアメリカの北部といわれ、西洋かぼちゃより少し後に日本へ入ってきた。食用として有名になったのは韓国かぼちゃのズッキーニである。マキシマやモスカータと雑交配しやすいものとしないものがある。

見分け方は果梗だが、少し判りづらい。西洋かぼちゃのように熟してくると果梗が太くなるのだが、日本かぼちゃと同じく座がある。だが、良く見ると日本かぼちゃのような五角形で果実に接着するのではなく西洋かぼちゃのように円で接着し、その上に座がある。

収穫期は日本かぼちゃと同じく、若い時は緑色で瑞々しい果梗だが、熟してくるに従って木質化してくるので判断できる。

栽培については種類が豊富で一概に言えないが、寒さに強い品種、乾燥に強い品種で分けられる。どのペポかぼちゃも暑さに弱く、うどんこやモザイクといった病害の防除に努める。基本的な栽培方法は西洋かぼちゃに準ずる。

ズッキーニは若取りをしてきゅうりと同様に食す。なお、ひょうたんやヘチマを近くに植栽すると容易に交配して食中毒になるククルビタシンを含有する場合がある。苦味を感じたら吐き出して食べないよう気をつけたい。

参考の記事 ←岡山県の苦いズッキーニ
毒入りひょうたん

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